異文化の情報路 長崎街道

異文化の情報路 長崎街道

長崎街道は江戸時代に長崎から小倉を結んだ街道、鎖国の中、ヨーロッパとの唯一窓口であった長崎に入った情報をいち早く江戸に伝え、また日本の情報を海外に伝えた街道です。市内を通る街道は全長15㎞にわたり本陣のある大村宿、鍛冶屋の町松原宿がありました。諫早市との境の鈴田峠は当時の様子をよく残しており、文化庁の「歴史の道百選」に選ばれています。

  • 大村宿

    大村宿MAP

    本陣、脇本陣、番所、駅馬(問屋場)、高札場、使者屋敷、船改番所があり、陸路・海路の要衝で大村湾一体の商業の中心として栄えました。その後も発展を続け、大村の中心市街地を形成しています。

  • 松原宿

    松原宿MAP

    長崎街道25宿の一つで、古くから陸路・海路の交通の要所として栄えました。鍛冶屋が発達し、かつては島根県案来から海路で玉鋼(はがね)が運ばれてきました。

  • 鈴田峠

    鈴田峠MAP

    大村領と諫早領との境の峠で、当時の景観が良く残っている箇所として、文化庁歴史の道百選に選ばれています。駕籠立場跡や藩境石などを見ることができます